それは最後の恋文(ラブレター)



ねぇ。どうして貴方はそんなに綺麗なの?
ねぇ。どうして貴方はそんなに優しいの?
ねぇ。


答えは分かってる。
それが貴方だからだよ。
貴方はきっと無理にそうしてるんじゃないんだ。
分かってるよ。
だから、そう言うと首を傾げるんだろ?


ねぇ。どうして僕はこんなに醜いの?
ねぇ。どうして僕はこんなに汚いの?
ねぇ。


答えは分かってる。
これが僕だからだよ。
どんなに無理をしても、見えちゃうんだ。
分かってるよ。
だから、こんなに涙が出るんだろ?



ダイスキ。
本当なんだ。
本当にダイスキで、本当に大切で、貴方がいなくちゃ生きていけない。
きっと貴方も負けないくらい好きって言ってくれる。
凄く嬉しい。


ずっと傍に居たいよ。
だって、ダイスキなんだもん。
どうして僕の全部は貴方のものにならないのかな。
どうして貴方の全部は僕のものにならないのかな。
その葛藤さえも愛しいけどね。


でも、でもね。
もういかなくちゃ。
もう時間がないんだ。
貴方の顔を見たら、またいきたくなくなっちゃう。
だから、貴方の寝顔を見て、頭を撫でて、キスして、僕はいくよ。
ごめんね。
一緒にいるって言ったのに。
ごめんね。
約束、守れそうもない。




きっと素敵な人が見つかるよ。
たまにで良いから僕の事思い出して欲しいな。
僕はもう会えないけど…でも、心はずっと傍にいるよ。
さよなら。



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